商談メモ
記憶ではなく、通話そのものから生まれる商談メモ
クライアントとの通話が終わり、次の通話に入る頃には、CRMに入れたかった細かい話はもうぼやけています。Superscribe Phoneは、いつもの番号で通話を記録し、メモ、決定事項、次のステップを返します。
ヒアリングの通話がうまくいきます。クライアントは実際に契約する人の名前を挙げ、2つ目の課題では範囲を変え、金曜までに書面での要約を求めてきます。20分後にはもう次の通話に入っていて、残っている商談メモは、ノートに書いた4語と、記憶が勝手に残した分だけです。
コンサルティングの利益が静かに漏れるのは、その隙間です。通話そのものではありません。そこはあなたが得意で、多くの場合お金をもらっている部分です。漏れるのは、1日の終わりの無給の1時間。記憶から商談メモを組み立て直し、約束の正確な言い回しを推測し、火曜から更新されていないCRMに打ち込む時間です。
普通のiPhoneの通話で、電話を切ると文字起こし、タイトル、要約、ワンタップの次のステップが手に入ります。いつもの番号、いつもの端末、参加してくるボットはなし。
肝心なときほど、商談メモが薄くなる理由
わざと雑なメモを取る人はいません。メモが薄くなるのは、よく聞くこととよく書くことが同じ注意力を奪い合うからで、クライアントとの通話では聞くほうが勝ちます。だから会話の輪郭だけ書いて、残りは自分で埋められると信じることになります。
価値があるのは輪郭ではなく、具体です。訂正する前に口にした数字。2回持ち出した反対意見。承認が必要な運用責任者の名前。約束した日付と、それに付いていた条件。こうしたものが残るのは、1時間ほどです。
これは、給料をもらっている営業担当より、コンサルタントのほうが重い話です。あなたの要約は、そのまま営業の材料になります。あいまいな要約は、買い手に自分のビジネスをもう一度説明させることになり、話を聞いていなかったように見えます。正確な要約は案件を前に進めます。その間、CRMの更新はやることリストの最後に居座り、木曜には通話3本分ずれた現実がパイプラインに映っています。
電話が書く側に回ると、1本の通話はこうなる
Superscribe Phoneは無料のiPhoneアプリです。番号はそのまま。クライアントはこれまでどおりかけてきて、あなたはこれまでどおり出るだけ。会話の中で何かが名乗り出ることはありません。会議ボットも、新しい電話システムも、説明が必要な2つ目の番号もありません。
通話が終わると、文字起こしされます。多くの言語に対応し、判定は自動です。英語以外を話す相手が案件に混ざるなら、ここが効いてきます。タイトル、要約、そして短い提案アクションが手に入ります。
提案されるアクションは、意図的に絞ってあります。折り返しの電話。合意した時間をカレンダーに追加。リマインダーの作成。知らない番号を連絡先に保存。口述したリストをリマインダーのチェックリストに変換。どれもワンタップで、勝手に実行されることはありません。時間に関わるものはロック画面にボタン付きで出るので、明日の朝と約束した折り返しの電話は、自分へのメモではなくタップ1回になります。
やらないのは、クライアントへのメールを書くことです。アプリが渡すのは要約とアクション項目まで。文面はあなたが書きます。ただし、数字も名前も約束もすでに載っているページを見ながらで、白紙の画面とあいまいな記憶からではありません。
| これまでの1日の終わり | 電話を切った時点であるもの |
|---|---|
| ノートの断片から通話3本を組み立て直す | 通話ごとに文字起こし、タイトル、要約 |
| 誰が決めたのかを思い出そうとする | 通話で話されたとおりの名前 |
| 明日、結果をCRMに打ち直す | 通話がアクティビティとしてPipedriveに登録される |
| 予定に入れるつもりだったフォローアップ | ワンタップでカレンダー予定やリマインダーに |
電話から先に作った理由
話した仕事を残すためにSuperscribeを作りました。通話とデスクトップの音声入力を、テキストとタスク、そして請求に使える文脈に変える。仕事が終わったあとに、自分の仕事を記憶から組み立て直さずに済むようにするためです。
電話から始めたのは、そこで価値がいちばん速く失われていたからです。ビデオ会議にはツールが山ほどある。一方、コンサルタントが今もヒアリングや要件定義、エスカレーション、更新の大半をこなしている普通の電話には、ほとんど何もなかった。声に出して話すことそのものが商品である人たちが、いちばん記録を持っていなかったのです。
アクションの数もあえて絞りました。メッセージを下書きして勝手に送るものを作るのは簡単ですが、クライアントとの関係にそれは持ち込みたくない。クライアントに何を送るかを決めるのはあなたです。アプリの仕事は、夕方6時になっても素材がちゃんと残っている状態を作ることです。
もう通話メモを取らなくていい、という約束ではありません。通話そのものが唯一の記録である状態を終わらせる、という約束です。
部屋での打ち合わせも対象
コンサルティングの仕事は電話だけで完結しません。多くはクライアントのオフィスで、テーブルを挟んで進みます。ビデオ会議ツールがそもそも想定していない場面です。
「会議を開始」をタップして、iPhoneをテーブルに置く。録音中であることが画面に表示されるので、その場の全員が状況を見て分かります。来られなかった人は電話で参加でき、同じ文字起こしに入ります。話者は分離され、自己紹介すればその名前が付きます。会議を終了した時点で議事録ができていて、その場で合意した決定事項とフォローアップが並びます。
誰も打ち直さなくて済む、記録の行き先
通話も打ち合わせも、自動で正しいプロジェクトに振り分けられます。ここが手作業から外れる部分です。通話はアクティビティとしてPipedriveに登録されるので、記録に残るのは通話でこうするつもりだった話ではなく、通話そのものです。ほかに使っているツールからは、APIとMCPで同じ出力を取り出せます。
収録はiPhoneのみです。あとで気づかれるより、先にはっきり書いておきます。デスクトップのSuperscribeがやるのは音声入力です。通話と打ち合わせの収録はiPhoneアプリの担当。チームで使うなら、Business Voiceでシートと共有の通話時間を追加できます。個人なら無料で始められます。
よくある質問
クライアント側に、何かのインストールや別の番号への発信は必要ですか? 不要です。今の番号のまま、普通に電話に出るだけ。ボットが通話に入ることもなく、クライアント側に承認やインストールが必要なもの、気づくようなものは何もありません。
フォローアップのメールも書いてくれますか? いいえ。渡すのは文字起こしと要約、アクション項目までで、メッセージを書くのはあなたです。クライアントに向ける言葉づかいが自分のものであり続けます。進行中の案件で、そこは自動化したくない部分です。
英語以外の通話ではどうなりますか? 通話は多言語で文字起こしされ、言語は自動で判別されます。複数の言語が混ざる案件でも、通話が始まる前に設定を変える必要はありません。
来四半期ではなく、次の通話から
次のクライアント通話までに準備する
アプリを入れて、すでに予定が入っている通話に出てみてください。電話を切った時点で、要約と提案されたアクションが何を返すか分かります。